2024年1月12日 ドル円
日足(現在値の解釈)
1月安値起点上昇トレンドが、目標値であった2022年10月高値に到達。
その2022年10月高値からの下落が、日足上昇波押し目候補の8月安値で底値圏を形成し上昇し始めている状況。
この上昇波の目的地は2022年10月高値だが、1度高値の更新に失敗しているので、買いたい人が多いかと言われると微妙。
どこかで強めの戻り売りが入ってもおかしくないと考えている。
4時間足(攻防者とその優位性、戦場範囲)
4時間足では、日足上昇波押し目候補の8月安値から上昇トレンドを形成しており、その上昇トレンドが、4週前の下落起点高値を試している状況。
攻防者
ベア派
- 2022年10月高値起点下降トレンド戻り売り
- 4週前下落起点高値売り抵抗
ブル派
- 日足上昇波押し目買い
- 8月安値買い抵抗
- 4時間足が上昇トレンドへ転換
優位性
日足上昇波押し目買いと、2022年10月高値起点下降トレンド戻り売りの攻防局面であり、長期的には上昇トレンドの高値更新に失敗しており、中期的には下降トレンドが転換し始めているという、難しい局面。
4週前下落起点高値を更新すれば買い手に優位性が偏ると考えているが、それまではフラット。
戦場範囲
4時間足上昇トレンド押し安値から、4週前下落起点高値まで。
1時間足(セットアップの想定、今日のシナリオ)
1時間足では上昇トレンドを形成しているが、4週前下落起点高値を目前に乱高下し始めており、売り手の参入が伺える。
その攻防範囲を、1時間足上昇トレンド押し安値から4週前下落起点高値と仮定してシナリオを構築する。
今日のシナリオ
- 1時間足上昇トレンド押し安値でサポートのセットアップ完了で、4週前下落起点高値を試す上昇を、日足上昇トレンド押し目買いでフォロー。
- 4週前下落起点高値でレジスタンスのセットアップ完了で、1時間足上昇トレンド押し安値を試す下落を、2022年10月高値起点下降トレンド戻り売りでフォロー。
- 4週前下落起点高値の売り抵抗崩れのセットアップ完了で、一段上のネックを試す上昇を、日足上昇トレンド押し目買いでフォロー。
結果&トレード過程
結果
1時間足上昇トレンドの押し目候補でサポートされて上昇し始めて、4週前下落起点高値を更新しさらに上昇するという、シナリオ1の展開となった。
トレード過程
1時間足上昇トレンド押し目候補でのサポートを期待していたが、安値を切り下げたため、買い手の優位性を確保できないと判断しノートレード。
雑記
今回は、「エントリータイミングの取り方」についてお伝えします。
トレードの悩みでよくあげられる、エントリーのタイミング。
「エントリーしたのに全然値が走らない」
「動き出してからエントリーしてしまってリスクリワードが悪くなる」
この様な悩みを抱えているトレーダーは多いと思います。
もちろん、相場の値動きを完全に読める人など存在しないので、値が走り出すタイミングは誰にも分りません。
しかし、値が走り出す”目安”は分かると考えています。
実際に、僕が押し目買い・戻り売りのタイミングの目安としている方法をお伝えします。
上の画像は、今回のトレード箇所の1時間足チャートです。
今回のトレードで狙いたかった値動きは、1時間足上昇トレンドの押し目買いでした。
その際に注目したのが、1時間足レベルのWトップ(黄色四角)です。
もし、1時間足上昇トレンドの押し目を形成するなら、このWトップ(黄色四角)と同程度のWボトムを形成するはずです。
黄色四角のWトップは、1時間ローソク足が32本で形成されています。
そして、今回の押し目として形成されたWボトム(赤色四角)も1時間ローソク足が32本でした。
さらに、前回の押し安値のWボトム(緑色四角)に注目してみると、ここは1時間ローソク足が30本でした。
この様に、狙う波の大きさによって、天井圏と底値圏はある程度相似する可能性が高いです。
もちろん、絶対ではありませんし、ファンダメンタルの要素が絡めば一瞬で崩れ去ります。
しかし、この”目安”を基準にすれば、オレンジ四角のミニWボトムを見てロングしてしまうなど、初心者あるあるの早すぎるエントリーを防げます。
この目安が絶対的な安心感を生みます。
安心感が生まれれば、焦らなくなります。
焦らなくなれば、トレードは安定します。
自分はそうでした。
参考になれば幸いです。